男性⽣殖器の構成と機能
男性の生殖器には精巣、精巣上体、精管、前立腺、陰嚢などがあります。男性ホルモンであるテストステロンを分泌し、精子を作り、精子を女性の腟内に射精するという大切な役割を持っています。
精巣(睾丸)
4~5cm程度の卵型で、陰嚢の中にあります。精子を作る器官であり、男性ホルモンであるテストステロンを分泌します。精巣には精粗細胞があり、80日程度の時間をかけて細胞分裂をし、精子になります。毎日約3000万個の精子がつくられます。
精巣上体
精巣の上にあり、精巣で作られた精子を貯蔵する器官であり、この中で精子は成熟し、精管を通って尿道から射精されます。
精子
0.05~0.06mm程度の長さをもち、頭部には遺伝子情報、中間部にはエネルギー源となるミトコンドリアをもち、動くために尾部があります。自然な妊娠においては、腟に放出された精子は、尾部を動かすことで子宮内に移動し、卵管を通り、卵子と出会い受精します。精子の頭部の中にある遺伝子を卵子の中に入れること(受精)で、卵子の遺伝子と組み合わさり発育していきます。
JP-RM-2300017