続発性不妊ってなに?
続発性不妊とは
不妊症とは、夫婦が妊娠を希望して1年以上性生活を行っているにもかかわらず妊娠しない場合をいい、「原発性不妊」と「続発性不妊」の2つのタイプに分けられます。原発性不妊は一度も妊娠したことがない場合です。続発性不妊は、過去に1回以上妊娠(流産も含む)、出産歴があるにもかかわらず、その後妊娠しない場合のことで、いわゆる「2人目不妊」ともいわれています。
2人目不妊に悩んでいるご夫婦は意外に多いものです。
2人目がなかなか授からないのは、1人目の妊娠時より年齢が高くなり妊孕性低下の影響や、男性の精子の産生能力が低下していることも考えられます。また、育児や仕事のストレスが原因になることもあります。
続発性不妊の原因はさまざまですが、その他に下記のような原因が考えられます。
続発性不妊の原因
- もともと不妊の原因があった
(1人目は運よく妊娠できた) - 前回の妊娠や出産による排卵やホルモン分泌状態の変化
- 子宮の病気や感染症
- 高プロラクチン血症
(授乳を中止しても母乳を出すプロラクチンというホルモンが下がらない) - 人工妊娠中絶や帝王切開などの手術の影響
続発性不妊の場合も検査や治療は基本的に原発性不妊の場合と同様です。ただし、省略される検査はありますが、男性の精液検査は必須です。
受診のタイミングは、出産後であれば月経が再開してから1年以上妊娠の兆候がない場合を目安にしましょう。夫婦の年齢が高くなればなるほど、生殖機能が低下し、不妊治療の効果も上がりにくくなります。
女性の年齢が40歳に近い場合は早めに不妊治療の専門医を受診し検査を受けることをお勧めします。
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